七回忌


↑母の実家のしだれ梅
今日は祖母の七回忌でした。ここ数年、忙しさを言い訳にろくにお墓参りもしてなかったので、この機会に一回参っておこうと思って行くことに。朝から喪服に着替え、祖母の家だった母の実家へ。最近あまり顔を出してなかったせいか、親戚の伯父さん・伯母さんたちにわたしが誰か一瞬わかってもらえませんでした…。そんな何年も会わなかったわけじゃないんだけどなあ。髪を切ったとか、ちょっと痩せたとか、そんな程度の変化なんだけど。でも、「きれいになったね」と言われ、ちょっと有頂天になりました。その後に、「やっぱり娘さんだったのねえ」と続いたのは聞かないことにします。娘じゃなきゃ何なんだ。
お坊さんが来られてお経を上げてもらった後はお墓参りへ。それからお寺でもう一度お経を上げていただきます。田舎の法事は大変だなあと改めて実感。そして、地元の和食のお店でお昼をいただきました。和食なのに、ベトナム風生春巻きのようなものが出てきてびっくり。和食といえども、多国籍になりつつあるのでしょうか。食べ終わってから、仕事のために先に帰りました。
ばあちゃんが亡くなって丸6年。6年前、わたしは進学を諦めて大阪から戻ってきました。同時に、何年も一緒にいた人とも離れました。それから3ヶ月、毎日のようにばあちゃんの病院へ行きました。お昼前から夕方まで。呼吸器をつけていたばあちゃんは何も話せなかったけど、わたしから勝手に話しました。ばあちゃんが危篤になったとき、病院にいたのはわたしでした。病院の公衆電話から親戚に電話をかけました。涙があふれたけど、苦しい入院生活から開放されようとしていたばあちゃんは、初めてにこやかに笑って旅立ちました。先に亡くなったじいちゃんが迎えにきたのかもしれないと、ぼんやり思いました。
あれから6年。わたしの環境は変わりました。ばあちゃんは、今のわたしを見てどう思ってるだろう、そんなことを思いました。