大きな仕事

朝、職場に着くと、本日の予定が書かれた黒板にわたしの名前が…。あれ?と思ってみると、行くつもりのなかった出張の予定が書かれてました。「行くつもりないんだけどなあ、ていうか着ていく服がないよ!」と焦るわたし。行くつもりがなかったので、すっかり普段着で行ってしまってました。とりあえず、上司に「行くつもりないんですけど…」というと「行った方がいい」とのこと。でも、行けば何か新たな仕事が振られそうな予感があって、一緒に組んでる先輩は「やめとけ」と一言。
やめたいのは山々でしたが、上司が言うならしょうがないとしぶしぶ行くことに。普段着だなんてありえない、と恥ずかしながら行ってみると
やっぱり結果的に仕事を振られたのでした。
研究の代表発表者に当たったのですが、主に経験の浅い若者がやるのが暗黙の了解になっていて、出張先には若者はわたししかいなかったのです。…逃げ場がない。最初は黙っていたのですが、誰も口を開こうとしないし、ずっと下を向いていましたが、恐る恐る顔を上げると、司会の方がわたしを哀願するような目で見てました。なんだかなあと思いつつ、ここは引き受けないと終わらないと思い返事をすることに。
職場に戻ると、「だから、行くなって言ったのにー!」と先輩に責められました。だって、「だって、しょうがないじゃないですかー。わたしだって、やりたくて引き受けたわけじゃないですよー。」と叫びつつ。そうだよ、どうせ発表するなら他にやりたいことがあったんだから。それは外されて、今度は押し付けられるなんて、わたしだって嫌だって。でも、外されるようなところでやるより、望まれたところでやる方がいいのかも?
発表は10月。どうせなら、がっちりやってやりますとも。自分のために、彼らのために、職場のためにもなるならそのためにも。外されたところで勝手な仕事を振られるよりは、よっぽどやりがいがあるってもんです。