容疑者Xの献身を観る


公開から1か月、やっと「容疑者Xの献身」を観てきました。月9らしいポップなドラマとはまったく違うシリアステイストですが、原作通りの丁寧な作りでとても良かったです。ドラマ発の映画はお金がかかってるスペシャルドラマ的な作りのものが多いのですが、これはきちんと映画として作られたなという感じがしました。何が違うって、主役である湯川先生と内海刑事の存在が薄いのがびっくり。その証拠に?ドラマを見てなかった同行者の感想が、「堤真一、かっこいい」でした。確かに堤真一が主役だったなという印象。やっぱり堤さんはうまいです。原作の「ダルマの石神」とあまりにイメージが違ったけれど、ちゃんと堤さんらしい石神になってました。原作を読んで「えーっ!」と思わず声が出た驚愕のトリックも、最後の切ないストーリーも、映画できちんと表現されていて涙が出ました。いろいろ考えさせられる映画でした。

予告で「わたしは貝になりたい」を観ました。次はやっぱり中居くんかな。これもまた涙無しでは見られそうにないなあ。