蟲師


映画「蟲師」を見ました。「AKIRA」の大友克洋監督、初の実写版だそうで。そういえば、テレビでがんがん宣伝してたっけ。
100年前の日本には「蟲」と呼ばれる不思議な生き物がいた。それは幽霊や妖怪や精霊ではなく、生命そのもの。時に「蟲」は人にとりつき、不可思議な自然現象を引き起こす。蟲師はそんな人々を癒す者―。
漫画が原作だけあって、設定がおもしろいです。不思議モノ好きにはぴったり。映像もさすが大友監督!CGを使って多様な「蟲」を上手に表現していました。でも、一番良かったのは役者かも。蟲師ギンコを演じるオダギリジョーは、何かを隠してるというか秘密のある人間を表現するのがうまい人だなあと思います。蟲に犯されながらも聡明な淡幽を演じる蒼井優は、和服がすばらしく似合っていて、かつ透明感がありました。何かとキーになるぬいを演じる江角マキコは、迫力があってよかったのですが、この人はいつも声に違和感を感じます。個人的な好みでしょうが、声が無表情な気がするんです。終わり方はなんだか続きがありそうな終わり方。第2弾があるんでしょうか。
予告編で「パイレーツ・オブ・カリビアン3」が流れました。ジャック船長にまた会える!楽しみです。公開は5月下旬とか。観に来れるかなあ…。