母の日

子どものときは、寝るときに母のほっぺにおやすみのチュウをするような重度のマザコンでした。母の日には、毎年カーネーションの絵(本物は買えない)やお手伝い券(実際は使われない)のようなものを渡していたような気がします。大きくなってからは、恥ずかしさもあって、さっぱり何も渡さなくなりました。うちの家族は、年中本音で喧嘩をしているような人たちばかりで、当時は反抗期も重なって口も利かないような日々が続いていました。またなんとなく意識するようになったのは、昨年からでしょうか(遅いですかね)。昨年はカーネーションではなく、たまたま通りかかった大丸で買った紫陽花をあげました。花瓶に生けて数週間で散るような紫陽花でしたが、母はどういうわけか庭に植えておりました。しばらく庭で青い花を見たような気がします。
今年は、近所の和食屋さんで食事をすることになりました。声をかけると、母が「へえーっ」と物珍しげに言うので、つい「そんなん言うならもういい」と言ってしまったのですが、結局父も含めて3人で行くことに。父とは滅多に口を利かないので、非常に珍しいことです。まあ、どうせ父の日は何もしないので、ついででいいやと思いました。ビール2杯で酔って帰宅。なんだかとても恥ずかしい夜でした。