ハズレ知らずの歌声


秋は年間予定に入る大きな仕事が2つあります。1つは10月の初めに、もう1つは11月の初めにあります。今日は2つめの大きな仕事が終わりました。去年はメンバーがちょっと…だったのでハラハラしましたが、今年は落ち着いて最後までやり終えることができました。この仕事の良いところは、1年を通してその節目節目で、彼らの成長を感じ、大きな感動を得られるというところでしょうか。今までの苦労が報われる気がします。
夜はその反省会という名の飲み会で、職場のみんなで三宮へ。今日は中華でした。席を決めるくじ引きでたまたま世話役と隣同士になり、今までの苦労を労いました。厳しいですが、仕事に熱意を持っておられる方。世話役としてもサクサク仕事をしてくださるので、去年とは違ってとてもやりやすいです。お料理はそこそこ。エビチリなども出ましたが、グルメな世話役は「一番おいしいのは杏仁豆腐やな」とバッサリ。グルメだと「おいしい」と思えることが少なそうで気の毒です。
2次会は約半数で先輩行き付けのスナックへ。その体育会なおじさま先輩が「全員カラオケを歌い終わるまで帰られない!」というルールを言い出したので、みんな「えー!」と言いつつ歌うことに。意外に上手い人、わたしと同じ…な人いろいろですが、そこで真打ち登場。わたしともグループで仕事をすることが多い後輩(25歳・男)です。以前「世界に一つだけの花」を直立不動ですばらしい音程で歌い、みんなが泣いてしまう程の爆笑を取った彼。今回の曲は「ルパン三世 その2」。ずっと低い音程で歌うこの曲をどうして選んだのかわかりませんが、歌い始めからみんなの爆笑を誘ってしまいました。「真剣に歌っているのだから笑ってはいけない」と思えば思うほど、腹筋がちぎれそうなほど笑いたくなるから不思議です。みんな自然と下を向き、肩が震え、最後の「ルパンさんせい〜、い〜(高くなる)」のところで、やっぱり涙が出たのでした。「あんなにおもしろい歌を歌えるのはうらやましい」という失礼な結論で一致したわたしたち。でも彼の歌のファンなんですが。