二人の約束を観る

観劇づいてます。今日は、新しく出来た劇場「シアターＢＲＡＶＡ！」に初めて行きました。京橋からＯＢＰへ歩き、懐かしいＩＭＰの隣に発見。中はこじんまりした雰囲気ですが、２階もあって意外に広いのかも。「二人の約束」は、中井貴一・段田安則という芸達者コンビにりょうを迎えての３人芝居です。コメディーということで、笑う気まんまんで行きました。結果、いっぱい笑って大満足。特に、中井貴一さん演じる小太郎の、小学生並みにハイテンションな言動がツボに入ってしまいました。今どき、いい雰囲気の二人の間に手を入れて「あちちち！」って（笑）…昭和の小学生の香り。裏を考えれば、あれだけの台詞をテンポ良くしゃべり続けるのって大変だろうなあと思いました。段田安則さんも負けずに返し続けてすごかったです。さすがの芸達者ぶりに圧倒されました。中井貴一さんにコメディの印象はあまりなかったんですが、上手い人は何をやっても上手いということを実感しました。ストーリーは笑いもあるけど、最後は涙がほろりとこぼれるハートフルなもの。純真な小太郎の「世の中には悪い人っていないと思うんだ。そんなことをしなければならないほど追い詰められたかわいそうな人なんだよ」というような台詞があるのですが、それがとても印象的でした。騙されても、自分は騙していない。それでいいじゃないかということなんですけども。確かに、そう思う方が正しいような気がします。そう思えるかどうかは別にして、ですけど。大事なのは、人にどうされたかじゃなくて、自分がどう生きるかですね。