何を見に来るんや

午後から出張。終わってから秋の研究発表の打ち合わせ。先輩3人と2時間みっちり話し合いました。まだまだ無知なわたしに、いろいろとアイデアを出してくださってありがたい限り。その後、なぜか先輩方の飲み会に参加することに。先輩方(しかも男性ばかり)の中に一人混じっていても、大抵話に入れないでお邪魔ムードになってしまうので「うーん…」とためらいつつ、それでもすでに出来上がった先輩から電話で誘われると断れずにお付き合いすることに。最初はまあまあ良かったんですけど、1人減り、2人減り、最後の4人に残されると、なんだか濃い話になり。とても優しい先輩が「○○ちゃん(わたし)なら安心や!今までがんばってきたんやからきっとできる!大丈夫!!」と言ってくださってるすぐそばで、「おれは意見がちゃうなあ」と別の先輩がぽつり。この先輩、研究グループの代表なんですが、昨年も発表者に立候補したわたしにとっても不誠実な対応をしてくださった先輩で。正直、大の苦手、正直嫌いな先輩です。今年もわたしじゃない発表者を推薦してはったみたいやし、わたしが発表者になるのに反対だった気配がチラチラ。そんな背景があるものだから、わたしも思わず身構えてしまいます。「どれだけ今までやってこようと、発表がすべてや。発表があかんかったら、それまでがんばっててもあかん。発表が良かったらいい、あかんかったらあかんねん。」と言われました。それはそれで一理あると思うのですが、こっちもこっちで思うところがあるものだから深読みして、「お前の発表なんか、今までがんばってきたって、どうせあかんに決まっとうやろ。」と聞こえました。心臓がドキドキして、なぜか涙が出そうになりました。でも、わたしの思いとしては、わたしの評価なんかどうでもいい。そりゃいい発表ができたらそれに越したことはないけれど、わたしは発表で彼らを見てほしい。わたしの発表がうまいかまずいかではなくて、がんばっている彼らを見てほしい。余所で勝手なことを言われている、そんなところで一生懸命がんばっている彼らを見てくれたら、わたしの評価なんてどうでもいい。だから、わたしは、彼らががんばれるように、少しでも楽しめるように、その場所を用意することに専念したい。わたしたちの仕事って、彼らが主役で輝けるように縁の下で働くことやと思っていたんですが、外からの評価に気を取られている人は考え方が違うものやなあと思いました。